現地に拠点を持たずに海外展開を進める場合、海外代理店との関係構築が極めて重要です。しかし、市場にニーズがあっても、代理店側の『事情』次第で製品は売れません。別の製品で手一杯だったり、販売意欲そのものが低かったり、そうした事情がひとつでもあれば、いかに優れた製品であっても結果は出ません。
だからこそ、市場調査以上に重要なのは、代理店側の『事情』を把握することです。弊社では、実務経験豊富な担当者が『数千社に及ぶ世界中の代理店リスト』をもとに、実践的にコンタクトを取り、事情を見極めながら交渉・契約・受注、関係維持へとつなげ、その販売網を活用して、長期的な収益基盤の構築を支援します。
代理店から「返事がない」「報告がない」「目標未達」、そこに一方的な期待や圧力をかけると、関係が悪化し、やがて音信不通。そんな経験をお持ちの方もいるかもしれません。しかし冷静に考えれば、代理店も御社の製品で利益を上げたいからこそ取り組んでいて、モチベーションが下がった原因が、必ずしも代理店側にあるとは限らないですし、「完璧」を求めすぎることで、かえってやる気を削いでしまうこともあります。
だからこそ、ひとつの代理店に過度な期待をかけるのではなく、ある程度の裁量を持たせながら、他国での開拓を並行して進めていくことが重要です。また、一社の代理店が50の製品を納入するのと、50の代理店がひとつずつ納入するのとでは、売上は同じでも、その意味は大きく異なり、もしその50の製品が世界中の主要地域にわたって納入されていればどうでしょう。
「世界中での導入実績」として、営業活動や信頼性の面で御社に多面的な効果をもたらすだけでなく、各代理店のモチベーション向上や、新たな代理店の関心を引き出す連鎖反応にもつながります。このように、“完璧な1社”を追い求めるよりも、“世界に広がる複数のパートナー”とともに築く分散型の収益基盤こそ、継続的かつ堅実な海外展開の鍵となります。
弊社では、数千社に及ぶリストから世界各国の代理店へ実践的にアプローチしておりますので、ご関心がございましたらぜひ一度ご相談ください。